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2006年05月13日

温めるか冷やすか

 膝痛、腰痛、かたこりなど いろいろな痛みに対して、温めるのと
冷やすのと どちらがよいかと よく聞かれます。

 これは 症状や人の好みによって異なることです。基本的 慢性の
痛みに温熱法が,急性の痛みには寒冷法が有効と考えてよいでしょう。

 温めるは血流を増加して老廃物や炎症の産物の吸収を促進し、筋肉
の緊張、血行不良の改善の効果があります。

 一方、冷やすのは血管を収縮し、毛細血管の透過性や組織の新陳代謝
を低下させるので浮腫や炎症を抑制する作用があります。従って外傷の
初期や化膿性疾患あるいは急性の関節炎などに有効です。

 普通の腰痛、膝痛・・・大部分にも 冷やすよりも温めることがすすめです。
急に捻挫、ギックリ腰さまざまな外傷に 一日めは冷やして,二日目より
温めたほうがよいと思います。